🧠【実録3選】後輩指導・ミス報告・取引先への謝罪|言いにくいことをどう伝えたか

🧠仕事術

こんにちは!向上 条です。

「後輩のミスをどう注意しようか悩んだ」
「上司に自分の失敗を報告するのが怖かった」
そんな、“言いにくいこと”を伝えなきゃいけない場面、職場で一度はありませんか?

相手のためを思って伝えたいのに、言い方ひとつで関係がギクシャクしてしまう。
逆に、自分のミスを報告する場面では、言い訳せずに伝える勇気が求められる——。

この記事では、実際に私が体験した
✅ 部下の不貞腐れた態度にどう注意したか
✅ 自分の誤発注をどう報告したか
という2つのケースをもとに、「言いにくいことをどう伝えるか」を考えてみます。

うまくいったことも、反省が残ったこともありました。
でもその中で気づいた、“伝えるときに大切にしたい視点”を言葉にしておきたいと思います。

🧑‍🏫 部下の態度に違和感…注意の伝え方を間違えた話

🔍 注意が伝わらなかった背景

ある日、部下に注意をしたときのことです。
内容自体は大きなミスではなかったのですが、そのときの反応に違和感を覚えました。
目をそらし、返事も曖昧で、どこか「不貞腐れた」ような態度。私の言葉を真剣に受け取っていないように感じました。

困った表情で部下を見つめる上司と、下を向いて反省している様子の後輩のイラスト
部下の態度に違和感…どう伝えるべきか悩んだ場面。

その場は流したものの、内心では「この反応で本当に伝わっていたのだろうか?」という引っかかりが残りました。
「このままにしておくと、本人のためにもならないのでは?」という思いと、
「もう一度向き合って、ちゃんと伝えるべきではないか?」という迷いが頭をよぎりました。

ただ、伝え方を間違えれば、相手の反発を招いて関係が悪くなる可能性もある…。
次にきちんと聞いてくれるのか、信頼関係を保てるのか——そのあたりが一番悩んだポイントでした🤔


📉 対応時の反応と振り返り

最終的には、直属の上司に同席してもらい、面談という形で伝えることにしました。
自分だけで感情的になってしまわないように、第三者の目を入れておきたかった、というのが正直なところです。

伝えた内容はシンプルでした。
「前回の注意のとき、真剣に聞いているように見えなかったこと」
「その態度が、周囲の信頼にどう影響するかを考えてほしいということ」
責めるのではなく、こちらの感じたことをできるだけ冷静に、言葉を選びながら話しました。

ただ、結果は予想外の展開に。
相手は話の途中で言葉に詰まり、涙をこらえきれずにいました😢
こちらが思っていた以上に、何かを抱えていたのかもしれません。
その姿を見たとき、胸が締めつけられるような思いがしました。

伝えることは伝えられたかもしれない。
でも、本当にこれがベストな伝え方だったのか——
今でも、そう自問する気持ちが残っています。

もっと違うやり方があったのかもしれない。
相手の事情を、もっと丁寧に聞くべきだったのでは。
上司を介する前に、もう一度自分から直接、落ち着いて話せなかっただろうか。

実力不足、管理不足…いろんな反省が一気に押し寄せてきました。
ひとつの言葉の裏には、想像以上に複雑な感情が潜んでいる。
そのことを痛感した出来事でした。


💡 今後に活かすための気づき

あのとき、「伝える」という行為の難しさと、重みを痛感しました。

どんなに正しい内容でも、相手の受け止め方ひとつで、まったく違う結果になる。
そして、自分がどれだけ言葉を選んだつもりでも、「ちゃんと伝わったのか?」という問いは、ずっと心に残り続けます。

ただ、はっきりしているのは一つだけ。
その場を“なかったこと”にせず、向き合おうとした時間には意味があったと思っています📍

感情が交錯する中で、100点の対応なんてできなかった。
でも、「伝えることを選んだ自分」と、「受け止めてくれた相手」との間には、
あのときを境に、何かしらの変化があった気がしています。

それは信頼だったかもしれないし、
互いに「言葉に向き合う姿勢」を意識するようになったきっかけかもしれません。

💡こういう場面って、実は誰にでも起こり得ることなんですよね。
「私ならどうするかな…」と想像しながら、読み進めてもらえると嬉しいです😊


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📋 ミスを上司にどう報告したか?怒られずに済んだ伝え方

⚠ ミスの内容と状況

これは、私が担当していた発注業務での失敗です。
会社全体で「コスト削減」に力を入れていた時期、私はうっかり、不要な物品を余分に注文してしまいました。

気づいたときには、すでに注文は確定済み。
その瞬間、頭の中で「やってしまった…」という言葉が何度も繰り返されました。
会社のお金を無駄にしてしまったという事実に、強い後悔の気持ちが湧き上がり、
同時に、「これは自分のミスだ、ちゃんと報告しないといけない」という責任も感じました。

「怒られるかもしれない」という不安ももちろんありましたが、
それ以上に、自分の中で「きちんと向き合わないといけない」という意識がありました。


🗣️ 報告時の考え方と行動

報告にあたっては、まずどんなミスだったのかを正確に整理し、
金額・品目・今後の影響などを調べたうえで、上司に状況を説明しました。

上司と部下がデスク越しに向かい合い、部下が少しうつむき加減で話している
ミスをどう報告するか悩んだ場面。責任感と不安が入り混じる。

そして、冒頭でこう伝えました。

「自分の確認不足で、不要なものを発注してしまいました。確認したところ〇〇円の損失になります。」

ミスの内容と責任の所在をはっきりさせたうえで、どうすれば今後同じことを防げるかも、自分なりに考えて伝えました。

一通りの報告と確認が終わったあと、上司はこう言ってくれました。

「わかった。もう済んだことだし、次は気をつけていこう。」

その言葉がすごくありがたくて、少し気持ちが軽くなったのを覚えています😌


🤔 この経験で感じたこと

「失敗は報告するのが怖い」と思うのは自然なことです。
でも私は、「誠意をもって自分の責任を認め、説明できた」ことが、かえって信頼を損なわない結果につながったと感じています。

誰でもミスはします。
でも、**「どう向き合うか」「どう伝えるか」**によって、その後の関係や評価は大きく変わるんだと実感しました🌱

以来、私は「ミスほど早く・丁寧に・率直に伝える」ことを大切にしています。


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🤝 協力会社に判断ミスを謝罪…関係が深まった意外な結末

💦 判断ミスの発覚と焦り

つい最近も「伝え方の大切さ」を痛感する出来事がありました。

ある協力会社から納品された部品を検査したところ、規格外と思われる箇所があり、私は修正を依頼しました。
ところがその後、先方からの指摘によって、自分の判断ミスだったことが判明したのです。

「やってしまった…」という強い後悔。
しかも、相手は社外の取引先。
こちらの誤判断によって関係が悪化すれば、最悪、取引が終了してしまうかもしれない——
そんなプレッシャーもありました。

😯 意外な展開と学び

私はすぐに自分の非を認め、謝罪とその判断に至った経緯、そして再発を防ぐための対応策を丁寧にまとめてメールで送りました。

ノートパソコンに向かい、真剣な表情でメールを打つ女性の横顔イラスト。謝罪文を入力している場面
謝罪メールに込めたのは、非を認めたうえでの誠意と改善策。

すると、相手の社長から、驚くような返事が届きました。

「とても丁寧なご対応に感激しました。よろしければ、一度ぜひ当社にも見学にいらしてください。」

取引が終わるどころか、むしろ信頼関係が深まり、次の機会につながる結果になったのです😳✨

このとき、「誠意を持って伝えることの力」を改めて感じました。
言いにくいことを、逃げずに、丁寧に伝える——
その積み重ねが、信頼という“見えない資産”を築いていくのだと思います。


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ミスは誰にでも起こるもの。でも、それを“次に活かす力”は意識しないと育ちません。
原因をしっかり深掘りして、再発防止につなげたい方にはこちらの記事もおすすめです👇

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💡 “伝え方ひとつ”で信頼が変わる?3つの実体験から学んだこと

どの体験も、「どう伝えるか」で結果が大きく変わった場面でした。
上手くいったことも、そうでなかったこともありますが、経験を通して少しずつ学んできたことがあります。

それは、「伝える内容」だけでなく「相手が受け取れる状態かどうか」も大事にすることです。

どんなに正しいことを言っても、相手に聞く準備がなければ伝わりません。
だからこそ、伝える前に「どうしたらこの人は受け取りやすいだろう?」と考えるようになりました🧠

また、自分のミスを伝えるときは、誠意をもって潔く謝ることを何よりも意識しています。
言い訳をせず、責任を明確にする姿勢は、結果的に相手の信頼を保つことにつながる——
そう実感したからです。

あとは、タイミングや場所にも気をつけるようになりました。
誰かに注意をするときに、他の人の前で言ってしまって関係が悪くなったり、
忙しいときに話しかけてしまって、こちらの真意が伝わらなかったり…。
そうした失敗も経験してきたからこそ、「伝える環境」も大切だと感じます。


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🗨️ “伝える勇気”が信頼につながる

言いにくいことを伝えるのは、いつだって勇気がいります。
相手との関係がどうなるか、余計な波風を立てないか、不安になるのも当然です。

でも、「伝えることを選んだ自分」と向き合うたびに、私は思います。

✅ 正解の伝え方があるとは限らない
✅ でも、誠意を持って伝えようとする姿勢は、きっと伝わる
✅ 結果がどうであれ、逃げなかった経験は、自分の中にちゃんと残る

うまくいったことも、後悔が残ったことも含めて、すべてが「伝える力」を育ててくれたように感じています😊

もし今、何か伝えにくいことを抱えている方がいたら、
完璧じゃなくても大丈夫です。
あなたなりの言葉で、あなたなりのタイミングで、少しずつでも伝えてみてください。

そこから、きっと何かが変わりはじめます🌱

オフィスで向き合って話し合う上司と部下のイラスト。穏やかに対話する様子が描かれている
伝え方ひとつで、信頼にも不信にもつながる——そんなことを実感した出来事。

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