こんにちは!向上 条 です。
QC検定3級を前に
- 「何から手を付ければいいか分からない」
- 「仕事が忙しくてまとまった時間が取れない」
――あなたの不安、私にもよくわかります。
けれど、やるべき順番と学習ペースを決めて 平日15分・休日60分 という小さな習慣を 90 日間つなげれば合格点は十分に狙えます。
本記事では ①90日逆算カレンダーと ②間違いノートのテンプレートを配布し、
- 公式テキスト・過去問・模擬試験の効率的な組み合わせ方
- スキマ時間をどう確保し、何をやるか
を具体的に解説します。あなた専用の学習カレンダーと弱点克服シートが手元にそろい、「これなら合格できる」と肩の力が抜けているはずです😊
🗺️ この記事で得られること
- 90日逆算カレンダー ─ 空欄版とモデル版の両方を提供。デジタル・紙どちらでも使いやすい 2 フォーマット。
- 間違いノート(△→◯→◎+縦棒カウント)テンプレ ─ 弱点管理をワンアクション化。
- 平日15分×休日60分ルーティン+週末△集中DAY ─ “やることが見える” 勉強サイクル。
- カテゴリ配分25/25/25/25メソッド ─ 得点源の重点分野を七つ道具・統計・QC概念・その他の4つに区分しバランス良くアウトプット。
- 最終チェックリスト ─ 不安を安心に変え、一歩踏み出す背中押し。
📥 ▼ダウンロードはこちらから!
下記2つのツールは、PDF・スプレッドシート形式でご用意しています👇
✅【90日逆算カレンダー】
PDFをダウンロードする スプレッドシートをコピーする✅【90日逆算カレンダー(モデル版)】
PDFをダウンロードする スプレッドシートをコピーする✅【間違いノートテンプレート】
PDFをダウンロードする スプレッドシートをコピーする
※リンクは別タブで開きます。スマホからもそのまま使えます📱✨
スプレッドシートはコピーしてお使いください。
QC検定の基礎や試験形式について詳しく知りたい方は、前回の記事をご覧ください👇
🗂️ STEP0|教材を“最小限”に整理してスタートダッシュ
1️⃣ 参考書は 1 冊で十分
図表が見やすく例題も豊富。
章冒頭のリード文→見出し→太字キーワード→図表をざっと眺めて全体像をつかみ、すぐに章末例題を解く──本文で“なんとなく”頭に入れた後、問題で理解を固めるという流れが効率的です。
教材を絞るメリット
- 迷わない → 着手が速い
- マーカー箇所が重複せず復習が楽
- 「読んだ量=進捗」が一目でわかる
2️⃣ 問題集
👉 本試験と同じ形式で、出題傾向や解き方のクセに慣れるのにぴったりの一冊です。
タイマーをセットし、「どこまで解けたか?」を確認しながら進めていきましょう。
間違えた問題には「△」をつけておけば、後で“間違いノート”で活用できます♪
3️⃣ 90日カレンダー & 間違いノート
役割 | 推奨ツール | コツ |
---|---|---|
90⽇カレンダー | PDF/スプレッドシート | タスクを短く書き ✅で塗り絵感覚 |
間違いノート | PDF/スプレッドシート | △→△|→◯→◎ + Why? 1 行 |
📌 90 日カレンダーの使い方
- タスクを書き込む(平日3問/休日△再テスト→新規)
- 進捗チェック:解いた日に✅ を入れるだけ
- 色で可視化:✅セルを薄緑に。達成率が一目で把握できます
- 週末レビュー:空セルを翌週へコピーし、遅れをリスケ
📉 これは失敗だった…!私のQC検定初挑戦の反省
📎私が初めてQC検定を受けたとき、間違った問題をノートに記録するという習慣がまったくなかったんです。
とにかく問題を解いては答え合わせ、の繰り返しで、間違えた理由もあいまいなまま…。
でも試験が近づくにつれ、
「前に間違えた問題ってどれだったっけ?」
と思い出せず、復習すべきポイントがあやふやなまま本番に突入することに💦
その結果、同じような問題でまたつまずいてしまい、
「ちゃんと記録しておけばよかった…」と後悔しました。
だからこそ、今回は“ワンアクションで続けられる間違いノート”を考案しました。
時間がなくてもパッと書けて、弱点を可視化できる仕組みです😊

📌 間違いノートの使い方
- 左列:日付
- 中央左:問題タイトル or テーマ
- 中央右:△ → 誤答2回目で △| → 最大3本 △|||
- 右列:Why? を1行(原因を言語化)
📚 STEP1|Day 1–30:用語と基本概念を「拾い読み」で本文200P読了
コンセプト:読む 7 割 → 例題で手を動かす 3 割。
用語をざっと眺めたら図表を確認し、すぐ章末問題で「なるほど」と体験するリズムを意識しましょう✨️
週 | 平日15分 | 休日60分 | 進捗 | アドバイス |
Week1 | テキスト6P+例題1問 | テキスト12P+例題10問 | 65P | 声に出して読んで耳から記憶 |
Week2 | 同上 | 同上 | 130P | マーカー色を1色に統一し情報過多を防ぐ |
Week3 | テキスト4P+例題2問 | テキスト12P+例題10問 | 195P | 例題“立ち止まり解き”で理解度チェック |
Week4 | △復習(本文拾い読み) | 見本問題残り+弱点整理 | 200P 完読 | △が付いた部分に集中し穴埋め |
💡 コツ 例題でつまずいたら3分だけ立ち止まり、該当ページを“声に出して拾い読み”してみましょう。黙読より耳から入る方が理解が速く、時間ロスも最小限で済みます。
✅【STEP1のまとめ】
用語は“読み7割・例題3割”でテンポよく。本文を声に出して読んで「なるほど」を積み重ねよう!
📊 STEP2|Day 31–60:1カテゴリ25%×演習サイクルでアウトプット強化
📊 25/25/25/25学習メソッドとは?
QC検定3級に合格するために「どこを重点的に学べばいいの?」と悩む方も多いと思います。
この4カテゴリ──
**QC七つ道具/統計基礎/QC概念/その他(管理系・品質保証など)**を
バランスよく押さえることで、得点源のおよそ8割をカバーできます。
この図は、出題比率ではなく「効率よく点を取るための学習配分」の目安としてご活用ください✨
カテゴリごとに週間ごとの演習スケジュールにもリンクしています👇

この順番に沿って演習を進めることで、バランスよく8割を目指せます✨
Week5–10 スケジュール
週 | 平日15分 | 休日60分 | アドバイス |
Week5-6 | QC七つ道具3問 | △付き5問+新規7問 | グラフや図を“手で描く”ことで視覚記憶が定着! |
Week7-8 | 統計基礎3問 | △付き5問+新規7問 | 計算は“手順を声に出す”と理解が深まります📣 |
Week9-10 | QC概念3問 | △付き5問+新規7問 | 選択肢のキーワードに注目して、ひっかけに強くなろう! |
QC七つ道具 1分スケッチ
ツール | 描くポイント | 解くときのコツ |
ヒストグラム | 階級幅・山の数をメモ | 形が一般型、二山型、絶壁型など“山の名前”を声に出すと記憶に残る |
パレート図 | 左軸=件数、右軸=累積% | 80%ライン を指差し確認→“ここを潰す”と即判断できる |
管理図 (X̄‑R) | CL / UCL / LCL を薄線で下書き | 点が 3 点連続で上昇など“ルール違反探しゲーム”にすると楽しい |
チェックシート | 欠点名を左、✔欄を右に並べる | 列に✔が並んだら蛍光ペンで塗り、要因が一目瞭然に |
特性要因図 | 主枝を 4M(人・機械・材料・方法)で描く | 枝に 動詞+名詞 の短語で原因を書くと追跡が速い |
散布図 | 軸ラベルと単位を先に書く | 相関の向き(↗/↘/–)を口頭で言いながら描くと定着◎ |
層別 | データ点を色や記号でグループ分け | “層” を変えて 2 度描き→差分を比べると傾向が見える |
💡 1分スケッチの目的と使いどころ
・アウトプット重視で記憶を深める:手で描くと“見る・書く・読む”が同時に働き、短時間でも記憶に強く刻まれます。
・図を瞬時に読み取る力が付く:本番ではグラフの形をひと目で把握できると設問を読む時間を短縮できます。
・道具を選ぶ意図がクリア:描くたびに「ばらつきを見る」「要因を洗い出す」など、用途と名前をセットで暗記できます。
・60 秒タイマーで集中力を強制 ON:完璧主義を防ぎ“描き切る癖”が付く。
📌 QC七つ道具の目的別使い分け
- ヒストグラム:データの“山の形”を見てばらつきの全体像をつかみたいとき
- パレート図:多くの不良要因の中で“上位 20%”を瞬時に特定したいとき
- 管理図:工程が“いつ異常になったか”をリアルタイムに監視したいとき
- チェックシート:現場で不良を“漏れなくカウント”したいとき
- 特性要因図:原因をブレストし“因果関係を整理”したいとき
- 散布図:2 つのデータが“比例?逆比例?”を一目で判断したいとき
- 層別:同じグラフを“角度を変えて比較”し隠れた差を見たいとき
| 平日15分 | 問題 3 問 → △ 追記 |
| 休日60分 | △付き問題 5 問 + 新規問題 7 問 → 解説 10 分 |
+α オプション
余裕がある日は 「過去問 1 回分(約 100 問)をフルで解く」 のも効果的。
(前回記事で紹介した「1 日 1 回分」勉強法の応用)。
統計公式まとめ
公式 | 説明 | 使用場面 |
---|---|---|
平均値: 𝑥̄ = Σ𝑥ᵢ / n | データの中心を示す | データ全体の傾向把握に使用 |
中央値(Median) | データを大小順に並べた中央の値 | 外れ値の影響を避けたいとき |
範囲(Range): R = 最大値 − 最小値 | データのばらつきの簡易指標 | 初歩のばらつき評価 |
偏差平方和: S = Σ(𝑥ᵢ − 𝑥̄)² | ばらつきの元データ | 重要 分散・標準偏差の計算に使用 |
不偏分散: V = S / (n − 1) | データ数に影響を受けない指標 標準偏差を出すためのステップ | 重要 分散の標本推定 |
標準偏差: s = √V | データのばらつきの指標 | 最重要 多くの統計計算で使用 |
変動係数(CV): CV = s / 𝑥̄ | ばらつきと平均値の 比較 | 精度比較など |
正規分布の特徴: 𝑥̄ ± σ に約68%、±2σ に95%、±3σ に99.7% | データ分布のばらつき推定 | ヒストグラムの読み取り・管理図理解に利用 |
工程能力指数 Cp: (USL − LSL) / 6s ※USL:規格上限 LSL:規格下限 | 工程が規格幅に対してどれだけ安定しているか評価 | 規格幅とばらつきの関係を見るとき |
偏りを考慮した指数 Cpk: min[(USL − 𝑥̄)/3s, (𝑥̄ − LSL)/3s] | 規格への偏りも考慮した工程の安定性評価 | 規格中心からずれている場合に使用 |
✅【STEP2のまとめ】
アウトプット重視で1カテゴリずつ攻略!「1分スケッチ」は記憶に刺さる“裏技”として活用しよう🖍️
🔧 STEP3|Day 61–90:弱点ノートを駆使して点数アップ!
Week11–13 スケジュール
週 | 平日15分 | 休日60分 | アドバイス |
Week11 | QC実践3問 | △付き5問+新規7問 | 最後の25% |
Week12 | 全分野△付き5問 | 模擬試験 | 弱点の総復習+実践 |
Week13 | 同上 | 最終チェック+睡眠 | 脳の整理&体調管理 |
最終チェックリスト
- 模試を 60 分台で 8割以上正解
- ノートに △ が残っていない
- 前回記事も確認
✅【STEP3のまとめ】
△ノートの“棒の本数”が減っていくのは成長の証。模試で8割、ノートの空白ゼロがゴールです🏁
🧭 合わせて読みたい記事
🌟 まとめ|今日の15分が未来を変える
平日 15 分・休日 60 分を 13 週続ければ、学習総量は 約 55 時間。QC3合格ラインに十分到達します。
合格後は改善提案や QC サークル活動で 現場力と評価が同時にアップ。
明るい未来が待っています!
💬 最後に
試験勉強は “やること” が見えた瞬間から合格へのカウントダウンが始まります。
今日の 15 分が必ず未来の自分を助けてくれます。
あなたの挑戦を心から応援しています。いってらっしゃい! 🚀✨

🎯【今すぐできる一歩】
まずは「90日カレンダーのDay1」に“テキスト1ページ読む”と書いてみましょう✍️
小さな1歩が、合格へのカウントダウンの始まりです!
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